
もはや、マイボトルを持ち歩くのは当たり前。喉が渇いたらコンビニや自販機でお茶を購入……だった方が、続々とマイボトル派に!
この変化、エコ的にもお茶屋的にも、とても嬉しい傾向だと感じます。
しかしそんな中、マイボトル派の方々より不満の声をお聞きしたのです。
「このままではいけない。もっと快適にマイボトルを使っていただかなくては!」と思い、マイボトル不満解消大作戦を行うこととしました。
寄せられた不満点は4つ。では、解決していきましょう。
「保冷ボトルを使っているのに、冷たいお茶を入れてもすぐにぬるくなってしまう」というお悩みは意外に多いようです。
併せて、「やっぱりお値段の高い保冷ボトルで無ければ効かないの?」というお声も。
いいえ、違います。
お値段による違いもあるのかもしれませんが、実はちょっとした工夫で、保冷効果を向上させることが可能なんです!
その工夫とは、予冷。
保冷ボトルに冷たいお茶を入れるその前に、冷たい水を入れ、1分ほど予冷を行いましょう。
やることは、これだけです。
注意点としては、予冷水は上部までたっぷりと入れること。
十分に保冷ボトルを冷やした後は予冷水を捨て、冷たいお茶を注ぎます。
たったこれだけの手間なのに、効果は抜群!
数時間は冷たさをキープできるので、きっと満足いただけるはず。
これから暑い夏がやってきます。
「保冷ボトルを使う時には予冷水」を合言葉に、冷たく美味しいお茶で今年の暑さを乗り切りましょう。
水筒を洗う際、やってはいけないことがあります。
しかし、そのいけないことをしてしまう方がとても多いという事実。
そして、更に汚れやすくなり……という悪循環。
あなたはこの悪循環に陥ってはいないでしょうか?
まず、やってはいけないことが3つあります。
硬いブラシやメラミンスポンジなどでゴシゴシ
硬いものや研磨力のあるものでゴシゴシこすると、汚れは落ちても同時に傷を作ってしまうことに。
すると、次からはその傷内部に汚れが入り込んでしまい、より落としにくくなってしまうのです。
水筒の素材がなんであれ、ゴシゴシ洗いは禁物です。
食洗機で洗う
食洗機は高温のお湯で洗浄を行います。
すると、部品の素材によっては変形してしまうことも。
変形して元の箇所にはめられなくなったり、はめられたとしても漏れてしまったり。
汚れを落とすつもりが、水筒の機能を損ねてしまうことにも成りかねないのです。
ステンレス系のボトルに塩素系漂白剤を使う(プラスチックは可)
塩素系漂白剤は良く落ちるため、つい使ってしまいますが、金属への使用はNGです。
ガスの発生を引き起こす恐れがあり、とても危険!
また、ガスの発生まではしなくとも、腐食は簡単に起こります。
腐食すればそこからサビが……。
ステンレス系の汚れ落としには、重曹やクエン酸でのつけ置き洗いで対処しましょう。
以上3点を避け、汚れのこびりつきを防ぐため使用後はできるだけ早めに洗い、使うスポンジは柔らかめで。
これがコツ。
その上で、パッキンなどの交換可能パーツは1年をめどに交換をすること。
ガスの発生を引き起こす恐れがあり、とても危険!
交換パーツが市販されているということは、そのパーツは半永久的に使うものではないということなのです。
定期的に交換し、清潔と快適を保ちましょう。
清潔を保つには、洗浄と乾燥がセットでなければなりません。
どんなにきれいに洗っても、きれいに乾燥ができなければ菌は繁殖してしまいます。
とはいえ、水筒は長細い形であることから、どうしても乾燥し辛くなっています。
逆さまにして斜めに立てかけたり、キッチンペーパーで中をぬぐったりすればそれなりに水分は取れるものの、さっぱりきれいに乾燥するまではなかなか至りませんよね。
そこで使って欲しいのが、ボトル乾燥用のスティック!
これは多孔質セラミックスという素材でできた棒状のもので、水筒に差し込むだけで水分をぐんぐん吸収してくれるすぐれもの。
内部をカラッときれいに乾燥してくれる便利グッズです。
ちなみにこの素材、吸湿量が珪藻土の5倍!すごいですよね。
これさえあれば、翌朝までにきれいに乾燥!水筒の清潔をしっかりと支えてくれますよ。
マイボトルは便利である一方、衛生面が気になっている方も多いようです。
暑い季節、外で持ち歩く訳ですから、雑菌が混入すれば増えてしまうことは否めません。
内閣府 食品安全委員会の調査によると、常温下においては口飲み後2時間で計測不能な状態にまで細菌が増殖していたとのデータが……。
これは怖いですよね。
では、どうすればマイボトルを安全に使うことができるのでしょうか。
目安を見ていきたいと思います。
注意することは以下3点。
・水筒に入れるお茶はしっかりと冷やす。
・水筒は保冷機能付きを選ぶ。
・6時間以内で飲み切る。
安全で美味しいお茶を飲むために、これはしっかりと守りましょうね。
以上4点、お答えして参りました。
水筒にまつわるあれこれ、解決できたなら嬉しく思います。
これからも、美味しく、そして快適に、マイボトル生活を続けていきましょう!