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お茶の豆知識

  • 2025.01.24
  • お茶の楽しみ方

煎茶で毎日を豊かに

「煎茶とは?」と聞かれると、よく分からない方も多いかもしれません。
緑茶、煎茶、玉露、抹茶……。その線引きが曖昧な方は結構おられるのです。
そこで今回は「煎茶」についてのお話。
歴史や特徴、健康効果、さらには美味しい飲み方まで、分かりやすくご紹介していきますね。

煎茶とは

まずは、緑茶の説明について。
緑茶とは、簡単に言うと「烏龍茶と紅茶を除いたお茶全般」と言えます。
つまり、煎茶や玉露、抹茶、深むし茶、ほうじ茶、そして日本茶に香り付けしたフレーバーティも、すべてが緑茶。
日本茶から作られたものはすべて緑茶、となるわけです。

では、煎茶と玉露の違いは……というと、栽培方法が異なります
煎茶は日光を浴びて育ち、玉露は一定期間光を遮って育てられます。
ちなみに抹茶は玉露側。
ほうじ茶やフレーバーティに使われるのは多くの場合において煎茶となります。

煎茶の種類
では、煎茶の種類ですが、その種類は産地や製法によるため、ものすごくたくさんあります。
例えば、深むし茶も煎茶ですし、静岡茶、宇治茶、阿波番茶なども煎茶。
玉露以外で飲む緑茶は煎茶だと思っておくと、間違いはないでしょう。

ちなみに、産地や製法により、同じ煎茶でも風味は全く異なります。
静岡茶は香り高くバランスの良い味わいが特徴
京都の宇治茶は上品でまろやかな甘みが楽しめ、九州地方の煎茶は濃厚な味わいが魅力です。
そして深むし茶は甘味とコクが深く、まろやかな味わいとなります。
さまざまな煎茶を飲み比べるというのも、素敵な趣味になるのではないでしょうか。

煎茶の歴史

日本でお茶を飲む文化は、平安時代に始まりました。
そして、現在の煎茶の形で普及したのは江戸時代中期。
中国から伝わった茶葉の製法が日本独自の進化を遂げ、「煎茶」として広まったわけです。
その後、茶道の一派でもある煎茶道が誕生。抹茶ではなく茶葉から淹れるお茶として、その技術や文化が発展していきました。

煎茶の健康効果

煎茶は飲み物であり、味や香りを楽しむものではありますが、その成分によって、健康を気遣う方の力強い味方ともなっています
年齢を重ねた体に、嬉しい効果効能がたっぷりな煎茶をぜひ取り入れていって欲しいと思います。

抗酸化作用でアンチエイジング
煎茶に含まれるカテキンは、ポリフェノールの一種です。
ポリフェノールというと、強力な抗酸化作用を持つ成分としてご存じの方も多いことと思います。
つまりカテキンは、体内の活性酸素を抑え、老化を遅らせる効果が期待できるというわけ
体内の健康維持のために、そして肌のハリなど美容効果を期待する方にオススメなのです。

コレステロールを下げる
そしてカテキンには、血中コレステロールを下げる働きもあります。
コレステロールが血管壁に蓄積すると、動脈硬化の原因となります。
カテキンを積極的に摂ることは、コレステロール蓄積の予防に役立ちます。心臓や血管の健康が気になる方にピッタリです

血糖値コントロール
またまたカテキンの出番です!
カテキンには糖の吸収スピードを穏やかにする作用があり、血糖値の急上昇を抑える効果があります。
煎茶の飲用が糖尿病の発症リスクを下げるという研究報告もあり、糖尿病予防を考える方や血糖値の管理を気にされる方に、とても役立つと言えます

リラックス効果
煎茶にはテアニンという成分が含まれており、これにはリラックスの効果があります。
摂取をすることで心が落ち着き、頭をスッキリ。
ゆっくりしたい時の他、何かに集中したい時にもぜひ取り入れて欲しい成分です。

煎茶を美味しく淹れるコツ

さて、煎茶の魅力をお伝えしてきました。
体に良い煎茶を楽しくいただくための方法として、美味しく淹れるコツをお伝えしたいと思います。
決して難しくはありません。
ちょっと気遣うだけでグンと風味が良くなります。ぜひお試しくださいね。

<作り方>
1. お湯の温度に注意
熱湯ではなく、70~80℃くらいのお湯で淹れましょう。温度が高すぎると、渋みが強く出てしまいます。適温にすることで、甘みや旨みが際立つ美味しいお茶が完成します。
2. 茶葉の量と時間
1人分には、2~3gの茶葉が適量です。
そして淹れる時には、1分程の蒸らし時間を設けましょう。
より香り豊かな味わいが楽しめますよ。
3. 二煎目も楽しむ

もちろん一煎目が美味しいのですが、実は二煎目もオススメ
サッパリとした味わいとなり、お茶の様々な味わいを余すところなく楽しめます。
ただ、三煎目は淹れず、乾煎りしてふりかけの材料としたり、脱臭剤にするなど、他の用途としてお使いいただくといいですよ。

日常に煎茶を取り入れて!

煎茶は、「ただ淹れて飲む」それだけではモッタイナイ!
本当に、さまざまな形で楽しむことができます。
毎日の生活に彩りを添える方法として、以下をご紹介!ぜひお試しください。

和洋折衷ペアリング
煎茶が合うのは、和食だけでじゃありません。
洋食や中華、何でも相性ばっちりで合わせて頂けます。
素材を活かしたお料理にも、ちょっと脂の強いお料理にも、しっかりペアリング!お試しくださいね。

お菓子とも
先ほど、和洋折衷と書きました。
これは、お菓子であってもOK!和菓子だけでなく、クリームたっぷりの洋菓子にも煎茶はピッタリ合います!
煎茶の爽やかな風味がお菓子の甘さを引き立て、より味わい深くしてくれること間違いなしなのです。

煎茶スイーツに
煎茶を使ったスイーツは香りが良く、見た目も鮮やか!
プリンやクッキーを作る際、少し加えるだけでお茶スイーツが完成します。
手作りのレパートリーに追加してみてはいかがでしょうか。

「煎茶を飲む」そんな日常のルーティンが、体と心の健康に役立つなんて、とても素晴らしいことだと思いませんか!
気軽に手に入り、日常生活に取り入れやすいということも、忙しい現代人にピッタリ
朝の目覚めの一杯として。
食後のひとときに。
おやすみ前のリラックスタイムに。
忙しい日常の中に、煎茶を取り入れたホッとする時間を作ってみてください。
その一杯が、きっとあなたの日々を少しずつ豊かにしてくれることと思います。

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