真茶園
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お茶の豆知識

不調に悩む冬、救世主は緑茶です!

寒くなってくると、途端に体調が崩れやすくなります。
それは、寒さで血管が収縮し、体が常に緊張状態となっているから。つまり、何もしていないにも関わらず、体が疲労を感じているということ。
そして実は、お腹の不調も例外ではないのです。

冬の便秘、その理由

通常は快便なのに、最近、なぜか便秘気味……という方、原因は『冬』だからかもしれません。
その理由は、大きく5つあります。

 ① 腹部が冷える。
 ② 喉が渇きにくく、水分の摂取量が減る。
 ③ 寒さで自律神経が乱れる。
 ④ 寒さでトイレ(便意)を我慢してしまう。
 ⑤ 何かと忙しく、生活パターンが乱れやすい。

イベント優先で生活を顧みなかったり、防寒よりファッションを重視したり。思い当たる節は無いでしょうか。
それに冬は、喉が渇いたように感じなくても、大気の乾燥で身体は脱水。『隠れ脱水』が進行している場合が多いのです。
その上、運動量も減りがち。心身ともに、バランスはとても崩れやすい状態。
このような積み重ねが、すべて便秘の要因となってしまうのです。

便秘知らずの冬にするために!

意識して欲しいのは、『体調を整える』こと。
まず初めにして欲しいのは、起床時に温かい緑茶を飲むこと。これにより、胃腸を温めることができます。つまり、胃腸を起こす、ということ。動きが活発になり、消化力が高まると同時に、適度な刺激となって、大腸のぜん動運動を促す効果も期待できるのです。

なぜ緑茶なのか?

でも、温めるだけであれば、白湯でも良さそうですよね。
なぜ、緑茶なのか。
それは、茶カテキンの作用にその秘密があります。
茶カテキンには殺菌作用があるのですが、実は、何もかもを殺菌しているわけではありません。腸内にいる悪玉菌には強い殺菌力を発揮して増殖を防ぐものの、善玉菌は殺菌されず、逆に増殖を促す働きがあるのです!
善玉菌と悪玉菌をしっかりと区別し、最適な対応をしてくれる茶カテキン。これは飲むしかありませんよね!

効果的な飲み方とは

では、緑茶の飲み方について。
しっかりと水分を行き届かせるためには、こまめに摂取することが大切です。というのも水分は、一度にがぶがぶ飲んでしまうと尿になってしまい、排出されてしまうから。摂取したつもりでも、なぜか体は脱水状態のまま……ということになってしまうのです。
目安としては、一度に飲む量はコップ一杯(200ml)まで。それ以上を一気に飲んでも、体には負担でしかありません。

体を温める

また、意識して体を温めるようにしましょう。
先ほど、起床時に温かい緑茶を飲むと言いましたが、それ以外にも、体を温める方法はたくさんあります。
しっかりと防寒対策をすること、歩く習慣を作ること、入浴時は湯舟に浸かること。そして、しっかりと食事をとることも、血流が良くなり、体温を上げる効果があります。
すべてを一気にすることは無理でも、ひとつずつ、できることから始めていきましょう。

 

便秘がなくなると、イライラやストレスが減少し、不眠も解消されると言われています。また、肩こりや腰痛が軽減されるとも。
たかが便秘。されど便秘。
起床時、温かい一杯の緑茶で様々な体の不調が解消されるのだとしたら、こんなに嬉しいことはありませんよね!
今年の冬は、ぜひお試しください!