



6月は、窓の外から聞こえる雨の音に、少しだけ気持ちが沈んだり、朝からなんとなく体が重たかったり。「しっかり寝たはずなのに疲れが抜けない」や「気分が上がらない」など、“なんとなく不調”を感じる方が増える季節です。
その一因と言われているのが、湿気や気圧の変化。自律神経が乱やすいのです。
そこでオススメしたいのが、気持ち整うお茶時間!
今回は、梅雨の時期にこそ楽しんでいただきたい、毎日の中でのほっこり室内ティータイムのお話です。
晴れた日は活動的になれるのに、雨の日はどうしても気持ちが内向きになる…これは、決して気のせいではありません。低気圧が続く時期は自律神経のバランスが崩れ、不調を感じやすくなります。
だからこそ梅雨の時期はがんばらない!「ゆるめる」ことを意識!
無理にシャキッとしようとするのではなく、カラダの声に耳を傾け、寄り添うイメージ。
たとえば、少し照明を落とし、雨音をBGMに、湯気の立つお茶をゆっくり飲む…など。そんな時間が、心にやさし~く効いてくれますよ。
雨音のような一定のリズムで続く自然音には、「安心」を与える働きがあると言われています。そこにお茶の香りを重ね、気持ちをほどいていきましょう。
梅雨は苦手…と感じていても、「お茶をゆっくり楽しめる季節」という見方ができれば、少し気持ちが変わってくるかもしれません。
以前のコラムでもご紹介した、「テアニンによる脳の休息」。お茶のうま味成分として知られるテアニンは、“リラックスをサポート”すると言われています。そして「新茶」には、そのテアニンがたっぷりと含まれているのです!
みずみずしい新茶を口にすると、ふっと肩の力が抜けるような感覚になることがあります。これは、“α波が増えたことによる“という見方も。「なんだか落ち着く」「気持ちがほどける」という意識に身をゆだねてみて欲しい!
もちろん、お茶は薬ではありません。
それでも、慌ただしい毎日の中で、気持ちを切り替える小さなスイッチにはなってくれるはず。
スマホを置き、テレビも消して、ティータイムに集中…。
茶葉が開いていく様子。
湯気のゆらぎ。
ふわっと広がる新茶の香り。
湯呑みに映る、やわらかな緑色。
そんなひとつひとつに意識を向けながらお茶を味わう時間は、「マインドフルネス」にも似ています。頭の中のざわめきが、少し静かに…きっと感じていただけると思います。
さて、今年の新茶。
とても良い状態で育っています!
今年は「日照時間」「適度な雨量」「暖かさ」に恵まれ、大変順調に新芽が育ちました。それにより、今年の新茶は色合いが大変よく、青々としていて、味もしっかりと乗っています。
ひと口飲むと、濃厚なうま味と新茶らしい爽やかな香りがふわっと広がるのを感じていただけるはず!
実は、その年の気候によって、新茶の香りや味わい、茶葉の仕上がりに、少しずつ個性が出ます。春先の気温や雨の影響によっては、風味の薄いまま新茶の時期を迎えてしまう年もあるのですが、今年の新茶は違います!葉がとても柔らかく仕上がり、急須の中で開きやすく、味も出やすい。とても美味しく、淹れやすい新茶となっています。
これは、「急須に慣れていない」という方にもピッタリなんです。ぜひ試してみて欲しい!!
梅雨の時期って、どうしてもおうち時間が増えますよね。
だからこそ、そのおうち時間を“楽しい”時間へ変えていただきたいのです!
昨今、何をするにも “ながら”が多いと思いませんか。
仕事しながら。
スマホを見ながら。
家事をしながら。
日常のお茶時間も同様で、スマホを手に片手間で飲んではいないでしょうか。
そこを、ちょっとだけ変えてみて欲しい!
梅雨の時期だけは、少しだけ「お茶だけの時間」を作ってみて!
お気に入りの湯呑みを揃え、美味しいお茶うけを少し。
共にあるのは、窓の外の雨音だけ。
ほんの10分でOK。
気になる気圧や湿度は変えられなくても、自分は変えられます。
お茶で心をゆるめる。そのお手伝いを、させて頂けたらと思います!
忙しい毎日の中で、自分を整える時間を取ることは、簡単なことではありません。整えるためにサウナに行ったり、ヨガをしたり。時間も費用も、それなりに必要です。
でも、お茶であれば、日常にほんのプラスαで完成します。
例えば、“今だけの新茶らしさ”が味わえる、「八十八夜新茶」はいかがでしょうか。
立春から数えて88日頃に摘み取られる八十八夜のお茶は、昔から“縁起物”として大切にされてきたもの。今年の八十八夜新茶は特に香り立ちが良く、口に含んだ瞬間に広がるみずみずしい旨みが印象的です。
しとしと降る雨の音を聞きながら、心静かに整える時間にぴったり。
この季節だけの、やわらかな香りと旬の味わい。
ぜひ、おうちでゆっくり感じてみてくださいね。